テスト投稿03

吾輩はその後、ガラスケースの中に並べられた。両脇にはアンパンとクリームパンがいて、それぞれなかなか誇り高く、自分の中身の豊かさを自慢していた。

吾輩はといえば、特にこれといった中身もない素朴なテーブルロールであったが、焼き色の美しさには自信があった。

「見たまえ、あの艶、あの光沢!きっと最初に売れるのは私だ」などとつぶやいていると、隣のアンパンが「中身がないくせに」と鼻で笑った。

されど吾輩は負けなかった。「中身で勝負するのは二流だ。素材そのものが味わえるのが本物のパンなのだ」と言い返した。

その時、小さな子どもが母親の手を引いてやってきた。「このパンがいい!」と吾輩を指差した。勝利の瞬間である。

吾輩はトングに挟まれ、袋に入れられ、レジを通った。